子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第11回🍃 ひらがなってどうやって書くの?

~ひらがなの書き方~

 

えんぴつ持ちが続くようになったら、ひらがなのなぞり書きにチャレンジさせましょう。

 

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f:id:kobato-kyozai:20190520120523p:plain 《ことば・もじ》の中にある、「なぞってかきましょう。」を使って進めていきます。

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直線もの・一筆もの

f:id:kobato-kyozai:20190518153658p:plain 始めは、直線もの・一筆もので練習します。

 ここでは、この3点が課題です。

◆始点・終点できちんとえんぴつを止められるか?
◆手首、指を持ち上げることができず、紙の上を引きずっていないか?
◆線が流れたり、文字と文字がつながっていないか?

 

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易もの なぞり練習 

◆そのような時はそっと手を添えて始点・終点の動きを介助してあげてください。

 

なぞりをスラスラやるようになったら、いつまでもなぞらせていてはいけません。

 

◆なぞりは字形を覚えたわけではないので、次は手本の字を見て書く練習が必要です。

 

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f:id:kobato-kyozai:20190520120523p:plain 《ことば・もじ》にある「おてほんとおなじにかきましょう。」に進みましょう。

 

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3段目は点線なぞりになっています

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50音

ところが・・・

なぞる線がないと、白いマスに何を書いてよいか分からない。
◆見比べて同じに書くということが分からない。

 

その 結果・・・

ただグルグルと線を書いてしまう。

 

◆そういう時は、手をそっと介助して動きをだしてあげましょう。

 

◆「タテ、タテ」、「ヨコ、タテ」の声掛けでえんぴつの動きを出させましょう。

 

◆あるいは、白いマスに指で書いて見せ、直後にその動きを模倣させましょう。

 

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f:id:kobato-kyozai:20190517161211p:plain繰り返し根気よくやっていくうちに手本と同じに書くということを理解し、なぞりを脱出することができるでしょう!!

 

始点(書き出し)の位置に迷う時は

子供の手を始点の位置に導いてあげると字形がとりやすく、スムーズに書き出せます。

 

 

f:id:kobato-kyozai:20190518153658p:plain 子どもの中には書き慣れてくると、筆順にはお構いなしに自分の書き出し易い所から書くことがよくあります。下から上に書く子もいます。


★そんな時は、

さりげなく子どもの手を介助して正しい位置から書きださせますが、この段階ではやる気をなくさせないために、あまりしつこく注意しないでおく方がベターです。
 


それにしても、

ここまで来るのにどれほどの根気忍耐が求められたことでしょう。 


1)えんぴつを持ちたがらない子にえんぴつを持たせ、
2)殴り書きの手に目的的な動きを出させ、
3)脱力状態の手にやる気を起こさせ、
4)なぞるという意味を分からせ、
5)見て同じに書く。

 

 

 😊

ここまでたどり着くには、あきらめない!という指導者の強い意志が必要です。一にも二にも、介助の技術と根気、忍耐にかかっています。不器用な子ども達が自信をもって、自らやる気をださせるまでには支えが必要です。
★★★療育に近道や特効薬はありません★★★

 

 

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次回は、単音読みから単語読みへ発展学習です。

2音3音節でも拾い読みできるようになったら、意味理解を目指します。

 

f:id:kobato-kyozai:20190525140040p:plainこばとのワーク

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初級編ステップアップ ことば・もじ

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