子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第12回🍃 耳から意味ある言葉へ

~単音読み⇒単語読み~

 

一音ずつひらがなが読めるようになった。
2音節、3音節でも一音ずつではあるが拾い読みできる。

ならば意味も分かるだろう、と思いきや、そうは問屋が卸さない。

「あ」「し」とは読んだけど、それが足を意味していることとつながらない。

 

なぜだろう??? 

一音ずつ拾い読みしているので、子どもの頭には何もイメージが浮かばないからです。せっかく文字が読めても意味が分からないのでは、何にもなりませんよね。

 

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意味理解につなげるために、

f:id:kobato-kyozai:20190520120523p:plain 「よんでつなぎましょう。」や「よんでえとつなぎましょう。」を活用しましょう!!

 

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よんでつなぎましょう。

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よんでえとつなぎましょう。

 

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絵単語つなぎ 学習中

 

🌼はじめは、子ども自身に指あてさせながら一文字ずつ読ませます。
指あてすると注意力・目線持続します。

 

🌼最後まで読んだら、「絵とつないで!」と声をかけます。

 

🌼?の表情をしたり、読んだ単語とは全く関係なく真下の絵につないでも、すぐに「違うでしょ!」否定しないでください。

 

子どもは、読むは読むつなぐはつなぐであって、読んでつなぐと二つのことを統合してはとらえていないのです。

 

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それから、 

f:id:kobato-kyozai:20190518153658p:plain 読んだ単語が意味ある言葉に聞こえるためには、話し言葉のスピードが必要です

 

文字が読めても意味が分からないのは

一字一字の拾い読みは、単に文字に音をあてはめただけだからです。
結局何を読んだのか分からず、イメージも浮かばないのです。

 

単語を読んで意味理解させるには、すらすら読めるようになるまで、子どもが拾い読みするその側で、子どもの声にオーバーラップさせるように、小さな声で音をのばしながら、「あ~し~」と後読みしてあげましょう。

 

そうすると、耳から意味ある言葉として聞こえるので、正しい絵をさがしてつなげます。

 

 

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繰り返しやっていくうち、子どもの文字を読むスピードもアップし、自分の読んだ文字が、耳から意味ある言葉として聞こえるようになっていきます。

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注意すべき点1)絵と単語を視覚的にマッチング記憶していて、見ただけでパッパッとつないでしまう。
2)一見すらすら読めているように見える。
3)視覚的に覚えていない単語は一音ずつの拾い読みになってしまう。


※結局、言葉の意味理解につながりません。

 

 😊

後々の長文を読む集中力や読解力につなげていくために、見た目でぱっ!とつながせてしまわず、丁寧に読ませるようにしていきましょう。

 

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次の段階は、「ひらがなを覚えて書く」ことが目標です。

手本がなくても耳で聞いて五十音を書けるようにしていきます!

 

f:id:kobato-kyozai:20190525140040p:plainこばとのワーク

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初級編ステップアップ ことば・もじ

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