~仲間はずれ~
「同じ・違う」を認識できると、上位の概念の理解につながっていくので認知発達を大幅にアップさせることができます。
「同じ・違う」でも、今度は「仲間はずれ」という言葉を使っていきます。
「ちがうものに✖をかきましょう。」の課題を使ってみましょう。
今度は「違うのはどれ?」と聞くのではなく、「仲間はずれはどれ?」と聞いてみましょう。
<仲間はずれ>と言っても、子どもが???の表情になる時は、耳からのヒントをあたえます。
ヒント!
絵図を指差ししながら、「りんご・りんご・りんご・ぶどう、仲間はずれはぶどうだね。」と声をかけます。
仲間はずれの言葉の意味がわかってきたら、
次は、視覚的な違いではなく、言葉で判断する 種類 の「仲間はずれ」に進んでみましょう。
「□のなかのなかまはずれに✖をしましょう。」をやってみましょう。
「靴下は足にはくもの、長靴は足にはくもの、スリッパは足にはくもの、靴は足にはくもの、帽子は頭にかぶるもの、仲間はずれはどれ?」と声をかけます。
この声かけで仲間はずれに✖を書くことができれば、上位の概念獲得へ一歩踏み出すことになるでしょう。
物には名詞だけではなく、「~するもの、くだもの、やさい、さかな、どうぶつ」など、大きな括り・仲間・グループがあります。それを理解する事は社会性を育てる上で、とても役に立ちます♪
😊
自分 イコール 名前だけではなく、自分は「~班」「~グループ」に所属するという理解にもつながっていくことが期待できるでしょう。
また、物をその名前だけではなく、その物の属性を理解することはイメージする力をアップさせます!
次回は、「同じ・違う」「仲間はずれ」以上に抽象的で、広くて難しい概念「大小・多少・上下・前後」の学習紹介です。
こばとのワーク
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