長縄跳びの時は足だけを意識させればよかったのですが、
今度は手と足をタイミングよく連動させなければなりません!!
子どもに縄を持たせて「回して!」と声をかけると、
前から後方に振り払うように回すことがよくあります。
★自転車の練習開始の頃にも、子どもは足を前方に力を入れず逆回転させることをよくやりますが、手も足もバックギアの方が力を入れやすいということなのかもしれません。
実際に、
縄跳びをさせてみると以下のような様子が見られます。
そんな時は、子どもの後ろに回って手回しを後ろから両手で介助です!
介助のコツ💡
~縄を持っての手回し~
子どもの手首を持って、背後を縄が通るように上に引き上げてあげます。
怪我につながらないように、手首と腕の向きは気を付けて下さい。
肘が内側、親指は外向きとなるようなイメージで、手首を返してあげ、背後を縄が通るように上に引き上げる感じでサポートします♥
こんなイメージです。
(10数年も前に撮った白黒のものしか見つからず・・・。新しく撮ったら差し替えます。)
~使用する縄選びも大事!~
子どもは力強く縄を回せないので、縄は弧を描かずに背中に引っかかってしまうことが多くあります。
そのため、初心者用の持ち手が長く、縄が太く重みのある物を使うと回しやすくなります♪
こばとでは、このような縄跳びを使用していました!
なわとび|初心者用なわとび(4色セット)|学研の保育用品 (gakken-mall.jp)
縄に重みがあるので、遠心力で縄がきれいに弧を描いて足元まで回ってきやすく、
跳びやすいのです!!
何度か手回し介助をしているうちに、子どもも体の動きを覚えて自力で回すことが出来るようになってきます。
ここまできたら、タイミングを合わせて跳び越えることですね♪
ですが、これがまた難しいのです💦
手の動きと足の動きは、少しタイミングをズラさなければいけないので・・・。
「自力で縄を回してピョン!」と飛び越えさせようとすると、手を回すと同時に足も一緒に跳んでしまい、なかなかうまくタイミングをズラせません。
足元に縄をもってこれた!と思っても…その縄を跳び越すことがまた一苦労なのです💦
跳び越す動作と同時に、縄まで一緒に上がってしまうことも多いからです。
~タイミングをつかませる練習~
「縄を持った手が下にきた時、足は上に跳ぶ!」というタイミングを教えるために、まず手は手、足は足で別々に動かす練習をさせます。
「まわしてピョン!」の声かけをしながら、動作介助をします。
①手回しをさせて
②足元に縄をこさせて
③ピョンと跳び越しをさせる。
声かけしながら動きを出させることを繰り返し、
声掛けだけで出来ていくことを目指します。
ひとりで回してぴょん!ができるようになったら、
次は連続して縄を回して跳ぶことが目標になります!
手回しが連続しない時💦 一回一回止まってしまう時💦は・・・
子どもの横に立って、連続して手回しが続くように介助をいれてあげます☆
手を速く回させることで、長縄で習得していたピョンピョン跳びに近づき、縄の回転に合わせて反射的に跳び越すことが出来ていきます。
あとは練習あるのみです。
「反射的に一回跳べた!」から「二回連続して跳べた!」になり、
それが3回・4回・5回と連続するようになると、短縄のリズム跳びに近づいてきます。
ここまでくると、「子どもも縄跳びができてきた!」という確かな手応え、達成感が感じられ意欲的になってきます。
この調子で持続力をつけて体のリズムを一定に保ち、跳躍回数を増やしていきましょう⤴⤴✨
FIGHTです!
😊
縄跳びは、身体機能の向上に及ぼす効果が絶大です!!
縄跳びは短期間でマスターする子どもがいる一方で、何年もかかってやっとできるようになる子どももいます。
しかし、根気・忍耐で達成まで指導していけば、子どもに持久力・持続力・集中力が身について水泳やマラソンでもその力を発揮してくれます。
「指導者にとって頑張って良かった!!」「続けてよかった!」と療育の効果と喜びを実感させてくれるのが縄跳びです。
次回は、久々の学習ものです!
「イメージ力、推理・類推する力」を養う学習編のアップ予定です。
直接的な言い方でなくとも、理解ができて、コミュニケーション力をアップしたいですね!
こばとのワーク 無料ダウンロード実施。