これほど手軽な道具はないと言えますが、子どもにどうやって教えればよいか!?と、これほど指導者を悩ませる運動もそうないでしょう。
◆子ども達の中には高いところに平気で登ったり、
◆常同行動やトランポリンで軽やかに跳んだり、
◆捕まりそうになると素早く身をかわして逃げたり。
一見、運動神経がよいのかな?と、思いたくなる子どもがたくさんいますよね!?
ところが、
いざ、縄跳びをさせようとすると・・・
◆跳ばずにまたいでしまったり・・・。
◆跳ぶ姿勢は作るもののシャンプすることが出来なかったり・・・。
(常同行動のピョンピョン跳びはあんなに上手なのに・・・。)
◆縄は飛び越すものの、左右の足を揃えて跳ぶことが出来ず微妙にズレたり・・・。
◆着地後制止できずに歩いてしまったり・・・。
縄跳びをしている自覚がないので、一回跳ぶたびにフラフラ動いてしまうことも多いのですね。
だからこそ縄跳びが出来るようになった暁には、かなりの身体機能の向上が期待できるというものです!!!
まずは、長縄跳びからスタート!!
★ひとり跳びはハードルが高いので、まずは長縄跳びの練習から始めましょう!
介助のコツ
~跳びの動作~
縄の両端を持った介助者が、子どもの両脇を抱えて、縄を跳び越えさせます!
(10数年も前に撮った白黒のものしか見つからず・・・。新しく撮ったら差し替えます。)
それでは、実際に両脇の介助でスタートしてみましょう!!
すると、こんな場面に・・・
などなど・・・ありますね。
このような時は、
介助者が子どもの両脇をもって、体を少し押し下げてやります。
そうすることで膝を屈曲させやすくなります。
次は、バネのように伸展させて縄を飛び越えさせるよう促していけばよいのです。
つまり、外から子どもの体に動きを教え込んでいくわけです。
しかし、中には屈伸の形を作ったところで、屈伸の形のまま固まってしまい次の跳びにつながらないということもあります💦
そういう時は、
両脇を持って体を押し下げた後、屈伸の形から上に引き上げて跳ばすという介助が必要になってきます。
くり返しやっていく中で、子ども自ら膝を曲げて、反動をつけて跳び越す動きが出てきますよ✨
~自力の跳び~
両脇を持ちあげる介助を外し、自力で跳ばせていく段階に進みます。
縄が足元に止まるのを待って跳ぼうとする時は、反射的な跳びが出るように、縄が背後にある間に肩を下に押して跳ぶ姿勢とタイミングを作らせてあげましょう。
~リズム跳び~
反射的に跳べるようになってきたら、リズム跳びを目指します。
縄を速めに回して、だんだんとリズム跳びに近づけていきますが、その時もちょっとしたひと手間・介助があると、よりリズム跳びに近くなっていきます。
縄が足元に来る寸前・ジャンプするタイミングを見計らって臀部を軽くポン♪とたたいて跳びを促して下さい。
そうすることで跳びのタイミングをつかみ、2回・3回とリズム跳びを持続させることにつながっていきます。
~その場跳び~
リズム跳びになってきたものの、縄を跳び越すことに必死になり前進してしまっているのではないでしょうか?
子どもの跳びの勢いも様々なので、大きく前進する子・斜行していく子など色々です。中には、回りながら跳んでいる子もいます。
そんな時は視覚的に分からせるために、
足元にチョークで円を描いてあげたり、これ以上進まないように線を引いてあげると良いでしょう。また子どもの跳びのタイミングに合わせて、リズミカルに子どもの腹部に手を添える介助も加えてあげると、2回・3回で崩れてしまった跳び方も、5回・6回と一定したその場跳びが続くようになっていきます♥
あとは練習あるのみですね!!
FIGHTです😊✨
次回は、縄跳び編②短縄跳びについてアップします♪
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