~動詞と助詞~
こんにちは、こばとです✨
ご訪問いただきありがとうございます♪
今日は、「一方的な要求語にならないコミュニケーションに必要なこと」について書いてみます☆彡
クレーンではなく、名詞を言って要求してくるようになったので、気持ちがわかり易くなり、
子「ジュース!」
と言われれば
母「あぁ!ジュースが飲みたいのね。」
といそいそ要求を満たしてやりたくもなってしまいます。
しかし、
「名詞以外の言葉が増えてこないなぁ。」と感じ出すことに・・・。
★指示がよく通るようになってきたので動詞だってわかるはずだ!
★指導者が「座って!」と言えば座る。
★「帽子かぶって!」と言えばかぶりもする。
★子どもが自分から言う時は、「水!(が飲みたい。)」「本!(を読んで!)」になってしまう。
というふうに、
なかなか自発的な動詞が出てこないのです・・・。
動作は時間の流れの中にあり、どこからどこまでの ❝ 動き ❞ を固定して視覚化することは出来ません。
さらに、子ども自身は自分の動きを客観的に見ることができないので、表現にはつながりにくいのですね。
しかし、
文章にしていくためには、動詞は必要不可欠です!!
そこで、
「動詞」を理解するために 余計な刺激を一切排除 して、視覚的にわかりやすい絵と動詞をつなぐ課題をやってみましょう♪
まずは、「よんであうえとつなぎましょう。」をやってみましょう。
はじめは、
1音ずつの拾い読みで意味が分からず、子どもの表情に???が浮かぶかもしれません。
仕草を見せて「かぶるのはど~れ?」と声をかけてください。
◎ ただ文字を読ませるだけでなく、動作を見せたり、模倣させたりして進めていくとなお良いですよ♪
動詞を読んで絵とつなげるようになったら、今度は子ども自身が動詞を言い、文字に表す練習です。
「えをみてあうどうしをかきましょう。」をやってみましょう。
もし分からないようであれば、語頭ヒントを出して思い出しやすいように促します♥
一文を書いたり、3語文表現につなげていく上で大切なことは、「助詞」の使い方ですよね!
助詞は、子どもが誤用しやすいくせものでもあります・・・。
二者、三者の関係性を表す助詞の使い方を間違えてしまうと、まったく反対の意味になりかねないのですが、発達障がいの子どもの最も苦手をする課題です。
10語ある助詞のうち、日常的によく使う5語を文中で使う練習をしてみましょう。 「( )に、「で・に・を・は・が」をかきましょう。」をやらせてみましょう。
問いに書いてある順にただ書き込んでしまったり、
当てはまらない助詞や同じ助詞を全部の( )に書き込んでしまうことがあるかもしれません💦
その時は、
声掛けしながら進め、記入後1文を必ず読ませるようにしましょう。
子どもが助詞を入れて話すようになったら成長を感じること請け合いです♥
さて、動詞や助詞が分かってくると、上位の概念獲得に向けて大きく前進する事が可能になります!!
子どもはまだまだ、類推したり、関連づけて考えたりするのが苦手ですね。
だったので、言い方を変えられたり、事物の広い言い方をされると???になりやすかったと思います。
しかし、文字が読めて動詞が分かるようになってくると、より広い意味・上位の概念を教える場合も理解させやすくなってくるのです♪
それでは、「よんであうえとつなぎましょう。」にトライです。
ここでは、名詞と絵をつなぐのではなく、
「動詞+もの」、「名詞に含まれる広い概念」を考えさせます。
絵そのものの名前ではなく、はたらき・役目をイメージしなければなりません。
課題では、余計な視覚刺激を一切排してありますので、限られた選択肢の中から必死に探せば、「くつ」という単語ではなく、「はくもの」であっても「くつ」の絵とつなげることでしょう。
それでも???の表情が続くようであれば、
「あしにはくもの」とヒントを与えれば、「あっ、わかった!」の顔になるはずです。ひとつ分かれば、あとはしめたものです♥
😊
プリントや動作カードなどで2語文3語文を言っても、日常生活では全然…💦という場合がありますね、ちょっと振り返ってみて下さい。
子どもの「自分ペース」の生活習慣になっていませんか?
子「ジュース!」 母「飲みたいのね!」という上の句・下の句のパターン的な会話を避け、名詞だけを言ってきたら、次にくる動詞の語頭ヒントを与えて、思い出させてみて下さい。
次回は、拗音と促音の学習方法についてです♪
こばとのワーク
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