自閉的傾向をもつ子どもは「サリーとアン課題」で測られるように「心の理論」が欠如していると言われます。
実際、他人の目を意識することがないので恥ずかしいという気持ちはなく、平気で人前で鼻くそをほじったり、その鼻くそを口に入れたりしてしまいます(^-^;
「他人が見たらどう感じるのか?」など他人の気持ちを想像するのは最も難しい課題で、「空気を読めない。」「人の気持ちを考えない。」「身勝手な奴~。」と思われてしまうことも多いかと思います。
まずは、イラスト課題を使って言葉という形から入っていきましょう⤴✨
◇「サリーとアンの課題」とは…
「サリーがバスケットに片づけたパンはどこにあるでしょう?」という課題で、心の発達程度を知る心理学実験です。
場面はこうです。
①サリーがパンをもっています。
②サリーは、パンをバスケットにいれて、フタをして外に出ていきました。
③アンはサリーがいない間にパンを取り出して、アンの箱に入れてフタをしました。
④サリーが部屋に戻ってきた時、パンを取り出そうとします。
Qさて、サリーはバスケットと箱のどちらを開けるでしょうか??という問題です。
相手の感情・心情を想像できるかが、この検査でわかります(*^^*)♪
☘どう思う? 客観的に見る
自分もやってるかもしれない行為を客観的にみるためにイラストをのせてあります。
「他人が見たら、どう思うでしょう。」
イラストがあるので、少し状況がイメージしやすかったでしょうか。
子どもは、どの場面を見ても「ダメーッ!」と言い、この行為がダメな事!ということは感じたかもしれません。
しかし、ここではダメな事!を教えるのではなく、
見ている人がどのように感じるのかを考えさせていきます(*^^*)
「他人はどう思うの?」
「見てる人はどんな気持ち?」と問い直し、引き出していきましょう♪
どうしても出ない時は、教え込んでしまって構いません(*^^*)
「失礼なヤツ!」「生意気なヤツ!」「変なヤツ!」
と思うんじゃないかな!?
というように<他人の気持ち>を言葉に直して教えてしまいましょう。
もう一枚、載せました!!
やってみてください(*^^*)✨
次回は、こんな時どうする?について学習します。
トラブルに遭遇した時、自分で判断して行動に移せるようになりたいですね(*^^*)
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