子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第83回🍃 時計の活用(応用編 午前・午後)

午前・午後 

時計が読めるようになり時間の感覚が育ってきたら、やはり午前と午後という言い方も教えていきたいところです♪

日常生活では、「午前中~」「午後から~」という言葉が頻繁に使われていますから(*^-^*)

 

f:id:kobato-kyozai:20200203165028p:plain午前・午後の概念

この理解は、子どもにとってとても難しいものです。
外が明るい・暗いというような見た目の判断で、午前や午後だと言えない部分があるからです(^-^;

また、時計の文字盤は「1~12までの数字」しかないので「1日は24時間」と言われても???浮かんでしまうのです。

 

f:id:kobato-kyozai:20200217105713p:plain言葉で理解しにくい彼らには、やはり視覚的な要素の入った学習が有効です♪

まずは、帯状の1日を使って「午前と午後の言葉」を覚え、「1日は24時間」という時間の流れを理解させていきましょう✨


🍃1日は24時間(午前12時間、午後12時間)

🍃午前・午後の言葉

 

 

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f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain 帯状の1日を使って、子どもの生活パターンに合わせた時間毎の説明をしてみてく下さい♪

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1日が24時間であることをイメージしやすく、1日の流れや見通しがつきやすくなるのではないでしょうか。

(ex.6時:起床⇒7時半:家を出発・・・3時半:帰宅⇒7時:夕食⇒8時:お風呂⇒9時:就寝)などのように、子どもの生活パターンに合わせながらみていって下さい♪)

 

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f:id:kobato-kyozai:20200110142147p:plainf:id:kobato-kyozai:20200215155024j:plain2つの時計の図を使えば・・・

午前:夜中の12時(0時)~昼の12時(正午)までが午前!

午後:昼の12時(正午)~夜中の12時までを午後!

 という説明も視覚的に理解できるかもしれません。

 

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 [午前・午後]が確実になったどうかの確認に入っていきましょう!

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain「ごぜん・ごごをつけて、こたえましょう。」をやってみて下さい。

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午前と午後

だいぶ時間の進み方、流れというものがイメージづいてきたでしょうか(*^-^*)?

ここまで理解が進んでくると、「午前中(午後から)は・・・します。」という話を聞いた時、「じゃあ、給食になるまで~するのかな?」とか、「昼休みの次は~するんだろうな~。」という見通しがつき、より生活しやすくなっていくことが予想されます♪

 

今までの時計に関わる大変な事といえば・・・「予定変更」でしたね(^-^;

学校であれば「今日は雨なのでプールは出来ません。視聴覚室で映画鑑賞にしましょう。」という場合もあったかと思います。

時間の流れがイメージできなかった時は、おそらくその時間になって初めてプールがない!と知る感じだったのかもしれません。

ずっとプール!プール!というつもりでいたのに急に違ったら、それは気持ちが良いものではないですね。

もしも、時間の流れがイメージできて、今日は、給食⇒昼休み⇒視聴覚室!と計画を立て直せたら・・・ただ流れが分からずに「~はなくなった。~になった。」と聞くのとでは大違いなはずです。

療育の積み重ねがあって、さらに時計という学習も加わり見通しのついた生活を送ることで、我慢・気持ちの切り替え・感情コントロールスキルに発展していけそうです! 

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f:id:kobato-kyozai:20200122110737p:plain社会的自立に向けて

生活の中で様々な時計を意識して読むようになると、デジタルの時計表示が13以上だったり、AM・PMがついていたりすることに気が付きます。

電車やバスなど公共交通機関の時刻表などは、午後1時以降は13時~で表記されていますね。

この時計の活用までいけたその先には、社会的自立まであと一歩という予感さえ見え隠れしてくるのです⤴✨

 

f:id:kobato-kyozai:20200111161744p:plain少し先ではありますが・・・

「お金と時計の文章題」に入ると、生活で使える時計の問題が多くなります。

頭の中で時間の流れをイメージして〇分後は何時?を求めたり、時刻表を読み取ったり〇時に目的地に着くためには何時に家を出発したら良いか?などを逆算で考える課題にトライしていきます!

 

 

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お金の学習に入ります(*^-^*)

 

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