午前・午後
時計が読めるようになり時間の感覚が育ってきたら、やはり午前と午後という言い方も教えていきたいところです♪
日常生活では、「午前中~」「午後から~」という言葉が頻繁に使われていますから(*^-^*)
午前・午後の概念
この理解は、子どもにとってとても難しいものです。
外が明るい・暗いというような見た目の判断で、午前や午後だと言えない部分があるからです(^-^;
また、時計の文字盤は「1~12までの数字」しかないので「1日は24時間」と言われても???が浮かんでしまうのです。
言葉で理解しにくい彼らには、やはり視覚的な要素の入った学習が有効です♪
まずは、帯状の1日を使って「午前と午後の言葉」を覚え、「1日は24時間」という時間の流れを理解させていきましょう✨
帯状の1日を使って、子どもの生活パターンに合わせた時間毎の説明をしてみてく下さい♪
1日が24時間であることをイメージしやすく、1日の流れや見通しがつきやすくなるのではないでしょうか。
(ex.6時:起床⇒7時半:家を出発・・・3時半:帰宅⇒7時:夕食⇒8時:お風呂⇒9時:就寝)などのように、子どもの生活パターンに合わせながらみていって下さい♪)
2つの時計の図を使えば・・・
*午前:夜中の12時(0時)~昼の12時(正午)までが午前!
*午後:昼の12時(正午)~夜中の12時までを午後!
という説明も視覚的に理解できるかもしれません。
[午前・午後]が確実になったどうかの確認に入っていきましょう!
「ごぜん・ごごをつけて、こたえましょう。」をやってみて下さい。
だいぶ時間の進み方、流れというものがイメージづいてきたでしょうか(*^-^*)?
ここまで理解が進んでくると、「午前中(午後から)は・・・します。」という話を聞いた時、「じゃあ、給食になるまで~するのかな?」とか、「昼休みの次は~するんだろうな~。」という見通しがつき、より生活しやすくなっていくことが予想されます♪
今までの時計に関わる大変な事といえば・・・「予定変更」でしたね(^-^;
学校であれば「今日は雨なのでプールは出来ません。視聴覚室で映画鑑賞にしましょう。」という場合もあったかと思います。
時間の流れがイメージできなかった時は、おそらくその時間になって初めてプールがない!と知る感じだったのかもしれません。
ずっとプール!プール!というつもりでいたのに急に違ったら、それは気持ちが良いものではないですね。
もしも、時間の流れがイメージできて、今日は、給食⇒昼休み⇒視聴覚室!と計画を立て直せたら・・・ただ流れが分からずに「~はなくなった。~になった。」と聞くのとでは大違いなはずです。
療育の積み重ねがあって、さらに時計という学習も加わり見通しのついた生活を送ることで、我慢・気持ちの切り替え・感情コントロールスキルに発展していけそうです!
社会的自立に向けて
生活の中で様々な時計を意識して読むようになると、デジタルの時計表示が13以上だったり、AM・PMがついていたりすることに気が付きます。
電車やバスなど公共交通機関の時刻表などは、午後1時以降は13時~で表記されていますね。
この時計の活用までいけたその先には、社会的自立まであと一歩という予感さえ見え隠れしてくるのです⤴✨
少し先ではありますが・・・
「お金と時計の文章題」に入ると、生活で使える時計の問題が多くなります。
頭の中で時間の流れをイメージして〇分後は何時?を求めたり、時刻表を読み取ったり、〇時に目的地に着くためには何時に家を出発したら良いか?などを逆算で考える課題にトライしていきます!
お金の学習に入ります(*^-^*)
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