~時間(分)前 / ~時間(分)後
時計学習の凄いところは、ただ時計が読めるようになっただけにとどまらないところです☆彡
時計が読めることで、発達障がいの子どもの不安も減り、待つこと、我慢することにつながり生活しやすくなっていきます。
これから学習する「~時間(分)前」「~時間(分)後」や、「~分たったら」「~分すぎ」「~分かかる」などのような何気なく使う簡単であっても、意味するところが深い言葉などは、時計を使って視覚的に教えていくことも出来ます!
針を動かさなくても頭の中でイメージし、日常生活でのコミュニケーション増を目指して頑張っていきましょう✨
まずは、針の動く方向を確認!
取り組みやすい「~後」の方から学習スタートします。
🍃~時間後
「~時ですか?」をやってみましょう。
まずは、針の動く方向を確認!!
「~後」と聞かれているので、針の動く方向は時計回り➡ですね!!
短針を選び、時計回りの方向で・・・
「3時から3時間後は何時?」なので、3時から3つ(4、5、6時)と針を動かすように促して下さい!
(※の使い方がここでも役立ちますね。)
🍃~時間前
「~時ですか?」をやってみましょう。
先程と同じく、針の動く方向を確認!!
「~前」を答えるので、針の動く方向は時計回りと逆↩の方向になります!!
短針を選び、時計回りと逆方向に・・・
「2時間前は何時?」という場合は、5時から2つ(4、3時)と戻らせます!
🕊
ここまでで、「~時間後・~時間前」の2通りをやってきましたが、「前・後」の言葉を聞いて、どちらの針がどの方向に進むのか意識・判断できてきたでしょうか?
この先では、「~分後」「~分前」の長針を動かす課題に移っていきます。
その前に、針の動きがイメージできているのか実物の針を動かし、視覚的に「文字盤上での前後」の意味理解を促してあげてください♪
徐々に慣れてきたら、離れた壁の時計でも同様に、「~時間前は〇時!?」と質問をしてあげましょう♥
また、日常生活でも時間の流れをイメージさせていくために、「好きな〇〇のテレビが始まって、終わるまでの時間」という具体例を挙げるなどして、1時間という時間の流れをイメージさせていくこともおススメです(*^-^*)
🍃~分後
「30分後は~時ですか?」をやってみましょう。
もう針の動かす方向は大丈夫ですか!?
ここでは、30分後なので動かす針は長針で時計周りですね(*^^*)
子どもが短針と長針のどちらを動かすのか気付かない時は、先程やった様に
自動的に短針の方を動かそうとするかもしれません。
そういう時は、ちょっと強めに「分」を意識出来るよう声掛けして下さい!
それでも気付けない時は、ポイントで促してしまいましょう♪
数え方は、で時計回りの方向へ30分数えても良いですし、今までと同じやり方で数える範囲に印をつけて、後ろから数えさせても良いです。
🍃~分前
「30分前は何時ですか?」をやってみましょう。
時計回りとは逆方向へ、針は進みますね(*^^*)?
🕊
実際に、時計を使って「~分後」「~分前」の針を動かし、視覚的にイメージをつかませていきましょう♪
砂時計やカップ麺などにお湯を注いで「3分待つ!」などの体験をさせて、時間の感覚をつかませていくこともおススメです♪
(こばと卒業生の中に、おなかが空いたらカップ麺を自分で作って食べていた・・・しかもぴったり3分待ってから食べていたとか😊)
時計の学習によって、点であったものが線となり、時間をつながりのあるものとして理解していけますね。
さいごに・・・ちょこっと。
実生活において「時間を表す会話」は、とても多いように感じられます。
「あと何分で~。」を読むのに、1目盛りずつ数えていてはちょっと多い目盛数だったり・・・また読むタイミングによっては「12をまたぐ時間であって、時針も変わってくる」場合もあります。(ex.今、11時3分。10分前は何時?)
時間の流れている感覚をつかんでいることが基本にあればこそ、わかるものですね。
「レベルアップのお金と時計の文章題」では、さらに生活に関わる時間の会話が取り入れられます。
次回の「午前と午後」のアップをしたのち、一旦とけいの学習から離れてしまいますが、針を動かさなくても頭の中でイメージができていくように、積極的に時計を取り入れた生活を送ってください♥
ワンランク上の学習へ入る準備になると思います♪FIGHTです✨
午前と午後の学習になります(*^-^*)
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