子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第82回🍃 時計の活用 (応用編 ~時間(分)後/前)

~時間(分)前 / ~時間(分) 

時計学習の凄いところは、ただ時計が読めるようになっただけにとどまらないところです☆彡

時計が読めることで、発達障がいの子どもの不安も減り、待つこと、我慢することにつながり生活しやすくなっていきます。

これから学習する「~時間(分)前」「~時間(分)後」や、「~分たったら」「~分すぎ」「~分かかる」などのような何気なく使う簡単であっても、意味するところが深い言葉などは、時計を使って視覚的に教えていくことも出来ます! 

針を動かさなくても頭の中でイメージし、日常生活でのコミュニケーション増を目指して頑張っていきましょう✨

 

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f:id:kobato-kyozai:20200127151926p:plainまずは、針の動く方向を確認!

「~時間前」「~分前」

という言葉が出たら、時針、分針は時計回りとは逆に戻す。

 

「~時間後 」「~分後」

という言葉が出たら、時針、分針は時計回りの方向に進める。

 

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取り組みやすい「~後」の方から学習スタートします。

🍃~時間後

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain 「~時ですか?」をやってみましょう。

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まずは、針の動く方向を確認!!

「~後」と聞かれているので、針の動く方向は時計回りですね!!

 

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短針を選び、時計回りの方向で・・・

「3時から3時間後は何時?」なので、3時から3つ(4、5、6時f:id:kobato-kyozai:20200204115646p:plainと針を動かすように促して下さい!

(※f:id:kobato-kyozai:20200204115646p:plainの使い方がここでも役立ちますね。)

 

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🍃~時間前

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain 「~時ですか?」をやってみましょう。

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先程と同じく、針の動く方向を確認!!

「~前」を答えるので、針の動く方向は時計回りと逆の方向になります!!

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短針を選び、時計回りと逆方向に・・・

「2時間前は何時?」という場合は、5時から2つ(4、3時f:id:kobato-kyozai:20200204115646p:plainと戻らせます!

 

🕊

ここまでで、「~時間後・~時間前」の2通りをやってきましたが、「前・後」の言葉を聞いて、どちらの針がどの方向に進むのか意識・判断できてきたでしょうか?

 

この先では、「~分後」「~分前」の長針を動かす課題に移っていきます。

その前に、針の動きがイメージできているのか実物の針を動かし、視覚的に「文字盤上での前後」の意味理解を促してあげてください♪

 

徐々に慣れてきたら、離れた壁の時計でも同様に、「~時間前は〇時!?」と質問をしてあげましょう♥

 

また、日常生活でも時間の流れをイメージさせていくために、「好きな〇〇のテレビが始まって、終わるまでの時間」という具体例を挙げるなどして、1時間という時間の流れをイメージさせていくこともおススメです(*^-^*)

 

 

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🍃~分後

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain 「30分後は~時ですか?」をやってみましょう。

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 f:id:kobato-kyozai:20200122110737p:plainもう針の動かす方向は大丈夫ですか!?

ここでは、30なので動かす針は長針で時計周りですね(*^^*)

 

f:id:kobato-kyozai:20200110142147p:plain子どもが短針と長針のどちらを動かすのか気付かない時は、先程やった様に

自動的に短針の方を動かそうとするかもしれません。

 

そういう時は、ちょっと強めに「分」を意識出来るよう声掛けして下さい!

それでも気付けない時は、ポイントで促してしまいましょう♪

 

数え方は、f:id:kobato-kyozai:20200204115646p:plainで時計回りの方向へ30分数えても良いですし、今までと同じやり方で数える範囲に印をつけて、後ろから数えさせても良いです。 

 

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🍃~分前

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain 「30分前は何時ですか?」をやってみましょう。

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時計回りとは逆方向へ、針は進みますね(*^^*)? 

 

🕊

 実際に、時計を使って「~分後」「~分前」の針を動かし、視覚的にイメージをつかませていきましょう♪

砂時計やカップ麺などにお湯を注いで「3分待つ!」などの体験をさせて、時間の感覚をつかませていくこともおススメです♪

こばと卒業生の中に、おなかが空いたらカップ麺を自分で作って食べていた・・・しかもぴったり3分待ってから食べていたとか😊)

時計の学習によって、点であったものが線となり、時間をつながりのあるものとして理解していけますね。

  

 

さいごに・・・ちょこっと。

f:id:kobato-kyozai:20200111161744p:plain 実生活において「時間を表す会話」は、とても多いように感じられます。

「あと何分で~。」を読むのに、1目盛りずつ数えていてはちょっと多い目盛数だったり・・・また読むタイミングによっては「12をまたぐ時間であって、時針も変わってくる」場合もあります。(ex.今、11時3分。10分前は何時?)

時間の流れている感覚をつかんでいることが基本にあればこそ、わかるものですね。

 

「レベルアップのお金と時計の文章題」では、さらに生活に関わる時間の会話が取り入れられます。

次回の「午前と午後」のアップをしたのち、一旦とけいの学習から離れてしまいますが、針を動かさなくても頭の中でイメージができていくように、積極的に時計を取り入れた生活を送ってください♥

ワンランク上の学習へ入る準備になると思います♪FIGHTです✨ 

 

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午前と午後の学習になります(*^-^*)

 

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  • 作者:遠藤敏子
  • 出版社/メーカー: 有限会社KOBATO こばと教材出版
  • 発売日: 2017
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