子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第81回🍃 時計の活用(応用編 あと何分)

時計の応用編

時計を分単位で読ませるために、あの手この手の工夫をしてきましたね(*^^*)

そして・・・やっと時計が読めるようになった♪♪

しかし・・・そこはまだ終点ではないのです~。

時計は読めるようになってからが本番というものです!!

 

 f:id:kobato-kyozai:20200203165028p:plain読めるようになってからが本番って!?

時計の役割は、その瞬間の時刻を読むだけでなく、日常生活で「あと何分?」「何時間かかる?」「あと何分たったら始まる。」など、時間の流れをあらわす会話がとても多いです。

 

時計をフルに活用するためには言葉の理解」が必要になってきます!!

*「あと何分?」

*「何分前?」

*「何時間後?」

*「~時と~時の間は何時間?」などなど。

 

◎自閉的傾向の子どもにはかなり苦手の領域ですね(;^ω^)

 

まずは、練習あるのみ! !

時刻をストレートに読む以外の様々な時計の読み方にトライしていきましょう⤴✨

 

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 🍃あと何分①

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain「あと何分ですか?」をやってみましょう。

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~時まであと何分①

 f:id:kobato-kyozai:20200122110737p:plain「あと~」と言われた時は、分針を時計回りに進めて目盛りがいくつかを考えますね。言葉だけでは、針の進む方向動きのイメージはまだ浮かびにくいかもしれません…。

 

この問題の場合には、「何時まで何分?と聞かれているので、長針が12になるところ」までを数えたら良いことになります!

 

針の進む方向に合わせて1目盛りずつ、あるいは5とびで数えたら良いと思いますが・・・毎回数えやすい目盛りの数であったり、ピッタリ5とびで数えられるものばかりではないはずです(^-^;

 

「~時まであと22分!」だとしたら、22目盛りを地道に数えることに・・・想像するだけでも大変です。

 

実際それでも良いのですが、先の見通しをつけた進め方をしているのと、していないのでは、学習の広がりに大きな差を出してしまいます。

 

あと何分などのような応用編をクリアするための秘訣として、「後ろから数える」ことをおススメします♪

 

数えるべき範囲に印をつけて、後ろから数えるようにしてみると、ストレートに1目盛りずつ数えるより早く、正しく、楽に、あと何分かを求めることができるのです☆彡

 

 

👇手始めに、先程の問いに数える範囲の印をつけて、後ろから5とびで数えてみましょう♥ 

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~時まであと何分①

f:id:kobato-kyozai:20200108133331p:plainもしも、このやり方では混乱してしまって・・・どうも出来そうにないな。」と判断された場合は、ストレートに時計回りで5とびを数えて構いません!

指導される方の判断にお任せします。

 

次は、分単位もので「あと何分」にチャレンジしていきましょう!

 

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🍃あと何分② 分単位編]

f:id:kobato-kyozai:20200127134848p:plain「あと何分ですか?」をやってみましょう。

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~時まであと何分②

ピッタリ5とびで数えられた時と違って、数える目盛りの数によってはとても大変な作業になってきます(;'∀')

1目盛りずつ数えても良いですが、やはりここは早く・正しく・楽にやっていける方法で挑戦したいものです!!!

 

クリアの秘訣

先程と同様に後ろから数えていきますが、ここでは5とびからの切り替えが加わります。


左の問い・・・1目盛りずつ数えて、「あと3分!」

右の問い・・・5とび+1目盛りずつ数えに切り替えて、「あと8分!」となります。

 

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~時まであと何分②

f:id:kobato-kyozai:20200110142147p:plain「あと11分」だったり「あと23分」だったりと、すべてが5とびで数えられるわけではないことに気付きます・・・。

切り替えの判断を含め、出来ていきそうなお子さんには、このやり方の方が断然良いです!

 

f:id:kobato-kyozai:20200108133331p:plainしかし、難しそうな場合には、1目盛りずつストレートに数えさせてしまって構いません!ここもご指導される方の判断で進めて下さい☆彡

 

慣れてきたら目だけでたどれるようにし、壁の時計などでも練習していきましょう✨

 

😊

時計は待つことや我慢することだけでなく、言葉の理解に大いに役立つものです。

 *「~分まで」 *「~分たったら」

*「~分すぎ」 *「~分前」

*「~分後」 *「~分かかる」

など、何気なく使う簡単だけれども意味するところが難しい言葉であっても、時計を使って視覚的に教えていくことが出来ます♪

 

「待つこと」「我慢すること」の苦手な子どもも、どこまで待てばよいのか、いつまで我慢すればよいのかが視覚的に理解できるようになり、感情をコントロールしやすくなっていくはずです。

 

 

f:id:kobato-kyozai:20200211130101p:plain 次回は、~時間(分)後・~時間(分)前をアップします♪

 

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