いよいよ分の読み取りへ
前回は文字盤の目盛りを60まで数え、「文字盤の数字=分ではない」ことを確認し、5とびの練習に入りました!!
今回は、いよいよ読み練習に入っていきます✨
👇時計学習・難関のあれこれ
★5とびはスラスラ言えるようになったが、文字盤の数字と数唱が一致しない。
★5とびをずらずら・・・と言い続けてしまい、針先で止まれない。
★針先で5とびが止まれるようになったが、いつまでも前から順に言わないとできない。
などなど。
大まかに挙げてみましたが、立ち止まりそうな場面は「多いかも~。」という印象ですね。指導されている方にとっては、共感いただける部分かと思います。
以下、クリアさせていく方法の1部を紹介します。参考にしていただけたら幸いです♪
スモールステップで焦らず、根気よく⤴、一緒に頑張っていきましょう(*^-^*)✨
*前半プリント(1~30分)
*後半プリント(31~59分)に分けて学習開始です。
前半
①ヒント付きのプリントでさらりと!
「5分ごとの、とけいをよみましょう。」をやってみて下さい。
拡大しました。
ここは、さらりと5とびヒントを見ながら時間の記入してくれたらOKです♥
この時、必ず「何時何分!」まで言わせることを忘れないで下さい♪
②5とびを順に書き込んでやってみましょう。
「5分ごとの、とけいをよみましょう。」をやってみましょう。
◇ここでは、先程使ったプリントの5とびヒントを全て消して、〇介助を入れます☆彡
◇拡大、〇介助見本です。
ヒントを消したものに、5とびを前から順に〇介助を入れます。
※〇を入れる時は、どの文字盤の数字・目盛りを読むのかがハッキリと分かるように、目盛りにくっついた〇を書くようにしましょう~♪
前から順に5とびを言って記入し、針先で5とびを止める練習です!
子どもの様子をみながら、
「A4➡B4に拡大したり、上下2つ折りにして2問ずつ見えるようにしたり」と工夫してみて下さい(*^-^*)
③いろいろな時計を読みましょう。
パターン読みにならないために
こばとでは、下のような手書きプリントを使用していました。(古いためボロボロですが。)
👇先程のプリントに〇介助を入れると、こんな感じです。
[〇介助の方法は2通り]
①上のプリントのように、前から順に針先までを〇介助したもの
②下のプリントのように、針先だけに〇介助したものです。
🌼出来具合に応じて①➡②にステップアップしていくと良いと思います☆彡
学習の進み具合にはトラブルがつきもの
・たとえば、
①のやり方で大分いけてきたから②に進んだけど・・・5とびすら出てこなくなった💦大して変わらないのになんでだろう・・・。ということがあるとします。
「やっと時計学習に入って、少し進めたのにまた足止めか・・・。」と残念に感じる必要なんてありませんよ(*^-^*)
⇦これは普通にあることなので大丈夫です!
このような時は、促しの声かけやポイントで思い出す手伝いをしてあげて下さいね☆彡
「〇介助を分針先だけに変えたら5とびが出なくなってしまった。」のなら、
・5とびの初め(1)をポイントして、「5~」と出だしの声掛けをして数唱を促してあげる。
・それでもだめなら、目の前で同じように〇介助をして見せてあげて下さい。
何度もやっていくうちにきっと思い出して、自分で5とびを数え始めるはずです。
あとは、クリアするまでかなりの根気を要する場合もありますが、繰り返し練習あるのみです、必ず出来るようになります!頑張りましょう☆彡
前の課題に戻る必要はある?
前に戻る必要のある課題もありますが、この時計を読む課題においては、5とびをほぼ覚えてしまった段階であれば前の課題に戻る必要はなく、次にステップアップしていけるように誘導してあげると良いと思います✨
ちょこっと療育のあるある話なのですが・・・
1度クリアしたから、もう出来るだろうと思って間をあけてしまったら、まぁすっかりみごとに抜けていた、忘れてしまっていた・・・ということが多々あります。
また、1つ新しいことを入れると1つ抜ける(忘れる)・・・というようなことも良くあることで、がっかりしてしまうこともありますね。
しかし、壁にぶつかっても、できるまでずっとその課題をやり続けるよりも、ちょっとそこから離れて次に進んでみたり、日をおいてまた戻ってみたりとすることで、ゆっくりながら定着を目指せるということもありますよ✨
こばとブログを見て下さっている方は、おそらく「ゆっくりと!地道に!丁寧に!」土台を築き上げていることと思いますm(__)m✨
立ち止まってしまうような課題に直面しても、次にステップアップしていけるような誘導で、子どもの可能性を伸ばしてあげて下さい♪
指導者の気合い・根性あってこそ!
FIGHTです(*^^*)✨
次回は、5分単位の後半編をアップします✨