子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第74回🍃 とけい学習 集中できる環境・具体物を使う効果的なタイミング♪

とけい

学習をのばす大事な要素の1つとして、集中できる環境はとても大切です♪
今回は、「集中できる環境」「具体物の時計学習に入る効果的なタイミング」について書いていきます✨

 

 

「集中できる環境」とは?

こばとでは、はじめから具体物の時計を使うということはありません。

まずは、プリント学習でスタートし、具体物学習に入るふさわしいタイミングで使うようにしています✨

 

f:id:kobato-kyozai:20190708115058p:plain まずは、プリント学習でスタートする意味とは?

前回の内容時計をみせて「何時?」と尋ねてもただの「とけい」でしかないため、プリントを使って「時を読む道具」という意識づけから始める必要があると書きました。

 

それに加えて、

「集中できる環境の提供をする」というしっかりとした意味があります(*^^*)

 

 「具体物を手元に持ってきて、一緒に針を読んで・・・それで学習になるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、それを最初からそれをしてしまうと、子どもにとってはただのおもちゃでしかなく、「時を読む道具」という意識づけになっていかないのです。

子どもにとって集中できる環境とは ⇦余計な情報が入らず、必要な情報のみ目の前に出して集中を促すことにあるのです!


 

f:id:kobato-kyozai:20200110142147p:plainプリント学習ならではのメリットもあります。

子どもの苦手部分を見落とすことなく、それぞれに合わせた指導内容の準備が何通りもできるという点です。

・針の見え方はどうか?

・長針と短針がくっついて見えてたりする?

・プリント上で針先をまっすぐたどれるだろうか?

・数字にたどりつく寸前で、何故とんでもない方向に向かう!?

などなど色々な発見があり、個別に必要な指導が何通りも準備することができます★

 

 

f:id:kobato-kyozai:20190618140230p:plain具体物を使うふさわしいタイミングっていつ?

それは、「短針・長針の区別が出来て、針先の数字が読み取れて、何時?」の記入までを何度も学習し、とけいのプリントが出されると「針先をよむものだ。」という認識で取り組める頃となります♪

その頃になったら、指導者がプリント脇でプリントと同じ時間を針を動かして作り、口頭で何時!と言わせる練習に入っていきましょう。

子どもにとって、負担なく進めていけるでしょう。

 

使う具体物には

実際に「動いている時計」や「壁時計など離れたところの時計」はハードルが高いので、算数セットの時計や、百均で売っているような時計に電池を入れず、針が動いていない状態のものを使ってください(*^^*)

 

※手元時計がクリアできた後には、積極的に壁時計にもチャレンジしてみても良いかもしれませんね♪

 

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補足(何時の針/何分の針)

👇下のような手書きプリントを使って、「何時?」の声掛け➡短針を指差すなどの練習をしてみても良いですね(*^^*)♪

針がつながって見えてしまったり、短針よりも長針の方が見える!?ようなお子さんがいたりします。

やってみて下さい☆彡

 

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短針長針の区別

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次回は、5とびと「~じ30ぷん」についてをアップ予定です。

 

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