~ひき算を暗算に~
パターン学習の強い子どもは、
指を使ってひき算をやっている内に、指の動きも速くなります!!
のこりの数も目でパッと捉えられるようになって、
見守る方も思わず「すごいね!」のセリフが出てくるようになります✨
しかし、
たし算は暗算でできるようになったのに、
ひき算は視覚に頼っていつまでも指を使っている・・・。
「ちょっと格好が悪いな。」とだんだんと思うようになりますよね?
子どもは「ひき算=指を使うパターン」になっているので、
ひき算の式を見るとすぐ目の前に指を出してしまいます。
指を使わないように言うと、
途端に???で思考がストップしてしまうことに・・・。
それならば・・・
くり返し練習あるのみですね!
たし算の時では、数字の上に〇またはちいさな・・・をイメージして暗算になっていったように、ひき算も、指を見なくても指の動きをイメージできるようになれば、やがては指を使わずともできるようになります。
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どうしても机の下では難しい時は
いつも通り、机の上で手を出して指出しをしたら、その手をノートかバインダーなどで少し手元を隠してあげて下さい。
すべての指は見えないものの、ちらちらっとのぞき見ながら、安心して指折りを始められます。
その子どもに合わせて少しずつ慣らしていきましょう♥
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ひき算の練習ついでに・・・
「目で見えない触覚だけで判断するトレーニング」も取り入れてみると良いです♥
視覚に頼らず、てのひらの感覚だけで物を感じとるのは脳をとても刺激します。
身の回りにある簡単な小物を使ってできますよ☆彡
たとえば、
🌼〔中身が見えない四角い箱に、ちょうど子どもの手が入るだけの円形の穴をくり抜いて、中に「形の異なるもの」や「触感の違うもの」などを1個ずつ入れて、手の感覚だけで何であるのか当てるのです。〕
🌼〔中が透けて見えない袋の中に、おはじきやビー玉などを入れて何個入っているかを触って当てさせるのも楽しいです。〕
しかし、子どもの答えがあまりにも物体とかけ離れている時もあり、 何を触ったのかイメージできない彼らの触覚の未熟さを改めて思い知らされる内容でもありますね。
◇たし算・ひき算のもっとも大切な目的とは
あの手この手で、たし算・ひき算をクリアさせる努力をしてきましたが、
パターンで出来ることだけが目的ではありません。
もっとも大切な目的は、
学習の過程で「ふえる・あわせて?・ぜんぶで?・へる・のこりは?・ちがいは?」等の言葉の理解を増やすためでもありました。
つまり、視覚的に分かったからこそ、耳から聞いても言葉の意味や言われていることが理解できるようになるのです。
😊
だんだんと文章問題なども読んで解いていけるようになるでしょう。
たし算やひき算の概念がまだないからといって先延ばしにしたりせず、
言葉の理解・使い方を増やすためにもスモールステップで学習を進めてみて下さい♥
いよいよ、文章題に挑戦です♪
こばとのワーク