子どもに やる気をださせる教え方のコツ!

障がい児教育・知育にピッタリです♪

第2回🍃 認知発達への第一歩

シールマッチングから始めよう♪

認知発達のための学習の大切さ、必要性はわかっていても子どもに学習の姿勢をつくらせるのが難しいということも大ありです。

 

席に座らない。着席が続かない。手元に目線が来ない。集中が短い。手と目が協応しない。

 


学習以前のハードルが多すぎます。

 

やらせる側は根負けして諦めてしまうか、逆にバトル状態になって疲れてしまう、ということになりかねません。


 いや、それ以前に何から始めたらよいのか分からない、子どもに出来そうな適当な課題がない。


やらせる側の最初の一歩の手がかりがつかめない、という悩みが出てきます。

 

 

そのような状態でも突破口はあります。

子どもはシールが大好き!

そのシールを使って学習のスタートをきってみましょう。

 

  それは子どもにも見た目で「わかる!」「できる!」と思わせ、やってみたくなる課題なので着席を促したり、集中を持続させたりするのに最適です。

 

  発達の遅れというと、言葉の遅れの見に気を取られがちですが、視覚認知が育つことはとても重要です。注視、弁別、比較、探索などの視覚的判断力が育つと認知発達、理力アップにつながります。

 

それでは・・・シールを同じ色のところに貼る

  「色のマッチング」からスタートしましょう♪

 

 

            発達支援 学習の手引き

  

子どもはシールをはがす!ことに気をとられ、マッチングする同じ色を探すところまで意識が続かず、ただ手元にべたべた貼る!ということもしばしば起こります。

 

シールをもつ子どもの手をそっと支えてマッチングする色のところまで動かしてあげましょう。

            

 目線が指先にきて見比べる様子がみてとれたら、支えている手を離しシールを貼らせます。マッチングするものを  探す という動作が自発的に出るようになったら介助をはずしていきます。

                 

       支援教育教材



  

〇✖からはじめ、△や̻̻などの形を増やしていきます。色や形の区別がつくよう になったら、色と形を組み合わせて赤の、緑のなど2つの要素を組み合わせたシールのマッチングにトライさせて下さい。

 

 

       発達支援 学習の手引き    支援教育教材

 


 

 😊

たかがシールですが、視覚認知の向上、注視力、目と手の協応、集中力など認知発達の土台造りに役立ってくれます。認知発達教材を使うことで、その子の発達段階を知る手がかりとなり、段階を追って無理なく進めていけます。

 


視覚認知が高い子はシールマッチングの課題を勝手にやりたがったりする時があります。しかし、シール課題はコミュニケーションの媒体として使う目的もあるので、自分ペース でやらせてしまわず、指示に従わせたり、言葉のやりとりをしたりしながら進めていくことが大切です。

 

※シール課題は、初級編ステップアップ マッチングⅠに入っています。

 

初級編ステップアップ マッチング?

初級編ステップアップ マッチングⅠ