◆課題にどうやって取り組ませたらよいのかわからない。
◆子どもがやる気を見せてくれない。
◆なかなか手さぐり状態から抜け出せない。
そんな悩みにお答えして作りました『活用の手引書』を第2回から紹介させていただきます♪
まずは、「早期療育の必要性」と「早期療育におけるメリット」について、以下にまとめました。
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◇早期療育が必要なわけ
子どもの発達の遅れに対する漠然とした不安は、2歳すぎ3歳前後になって言葉の遅れが目立ってくるとはっきりしたものになってきます。
子どもの発達に不安を感じた時は心配のしすぎ、様子を見て・・・と先延ばしせずに早期に適切な介入を試みる方が、結果的に子どもの障がいとなる問題行動を減らして、他者と関わる力、生きる力を伸ばしてくれると確信できると、長い療育経験から断言できます。
自我が強く出てくる年齢になると、抵抗も大きく指示も入りにくくなるからです。
子どもが自分ペースになって先走りやこだわり傾向を強め、人の話に対しては聞く耳を持たない、我慢ができないということになる前に、療育の早期介入によってそのような傾向にブレーキをかけていくことが大切です。
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◇どのような早期療育が効果的!?
認知発達を促す早期療育が効果があります。
視覚的ヒントがある認知発達教材を媒体として使いながらであれば、人の話を聞きたがらない子どもも聞くということに抵抗を示さず、指示の内容を理解しやすくなります。
着席したがらない子どもも、目で見てわかりやすい教材を使えば食いつきも良く、指示を聞く気にもなります。
さらに、発達段階に合わせた教材は、発達障がいの子ども達の最も苦手とする我慢を視覚的に理解させることができるというメリットもあります。初めは1ページやるのも精一杯だった子どもが、ここまでやったら終わり!と視覚的に終わりを分からせることができます。
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◇早期療育・認知発達の効果
子どもの脳は、良いことも悪いことも学習しながら発達します。
早期療育によって早いうちに我慢する力を身につけると、自己中心的行動が抑制され、本人も家族もとても生活しやすくなります。そして、話を聞く耳を持てるようになると言葉の理解につながっていきます。言われたことがわかるようになると聞き分けがよくなり、気持ちを切り替えることも出来ていきます。
😊
発達障がい児にとって学習は脳のお薬のようなものです。
そして特効薬はなく、ひとえに療育、教育にかかわる大人の根気・忍耐・継続のみが頼りです。認知発達教育の結果は、子どもの可能性を広げ、未来への希望をもたらしてくれます。
◎支援教育教材と使い方を紹介していきます!!